第八回目 亀泉酒造株式会社

第八回目 亀泉酒造株式会社

亀泉酒造株式会社
所在地:高知県土佐市出間2123-1(こうちけんとさしいずま)

その土地柄や酒蔵のあり方は、杜氏の水などが複雑に交差して酒質の特徴が醸し出されるのではないのか?
醸された酒蔵での試飲なくしては酒蔵は語れない。 

しかし、どうやって訪問しようかと迷いに迷っていた。 

とさでん交通の高岡営業所までバスで行こうと決めた。長浜から直通がある。遠足気分でほとんど貸し切り状態。井戸さんと話が弾んだ。 

訪問の主目的はなんといってもCEL-24だろう。在庫はゼロだ。 

家を出てから約2時間。出間(いずま)に到着した。

第八回目 亀泉酒造株式会社
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おいしい、たのしい、おもしろい
CEL-24 は酵母の名称である。もちろん高知酵母。
多くの高知酵母の中でデリシャスリンゴやパイナップルの香気であるカプロン酸エチルの生成量がダントツで多い。
そしてまた製品の名称である。

酒蔵に案内される。
もろみはCEL-24のもの。リンゴの香りが早くも感じられる。あ~いい香りだ。 

フラスコにはCEL-24と書かれた酵母が底に白く沈殿している。初めて見せてもらった。 

特定名称酒は80%くらい。CEL-24は全体の40~45%の製造量。
多くは関東方面に出ているようである。 

水冷でもろみをコントロールしながら日本酒度が-15~-16のところを狙って搾る。 

県産の米・水・酵母にこだわって、おいしい、たのしい、おもしろい お酒が出来上がる。 

酒蔵訪問はワクワクする。 

ええぜよ 土佐酒!
たま~るか土佐酒!

第八回目 亀泉酒造株式会社
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第八回目 亀泉酒造株式会社
第八回目 亀泉酒造株式会社

おいしい、たのしい、おもしろい。これがまさしく亀泉の清酒 

これはただ今発酵中のCEL-24もろみ。発酵の状態を観察 

アルコール度はまだ低い。西原会長の眼は輝いている。 

おいしい、たのしい、おもしろいたま~るか土佐酒!

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亀泉のいわれとなった井戸を見せてもらっているうちに試飲の準備が始まった。
たのしい おいしい、おもしろい 

1.本醸造酒
2.特別純米酒
3.吟麓 純米吟醸 無濾過生
4.高育63号 純米吟醸原酒 生
5.高育63号 純米吟醸原酒 火入れ
6.純米吟醸酒 火入れ
7.吟麓 純米吟醸
8.純米吟醸酒 山田錦
9.純米吟醸酒 CEL-24
10.萬壽 大吟醸原酒
11.貴賓 純米大吟醸
12.酒家長春萬壽亀泉
13.小夏リキュール
14.生姜リキュール 

低温でじっくり発酵させた本醸酒を最初に試飲した。これはなんだ。吟醸酒ではないか!
40℃位の燗でも飲めるとのこと。優れものだ。CEL-24は群を抜いて香りが際立っている。

うまいな~亀泉
ええぜよ!亀泉 

たま~るか土佐酒

第八回目 亀泉酒造株式会社
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酒蔵訪問は思っていたよりも濃いものになった。
しかしサプライズがもう一つあった。亀泉の扉の前で有難うございましたの記念撮影をした後だった。 

新しい冷蔵倉庫があるので見学させてもらった。清酒は勿論搾った後瓶詰めして冷蔵保管である。 

なな なんぜよ!おまん これはデコルジュマンじゃいか!! 

亀泉は進んでいると思う。
今、市場はスパークリングが話題を集めている。亀泉のシャンパーニュ方式のスパークリング清酒。
口のところに集めた澱を凍らせて取り除く。 

いつ市場に出るのか?楽しみが広がった。蔵についたとき一番初めの言葉がたのしい おいしい おもしろいだった。 

ええぜよ亀泉!たま~るか土佐酒。 

有難うございました。CEL-24 出荷を待っています。 

たま~るか土佐酒

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